BEAUTY
By 深井麻実
ボディミルクといえば、1年中保湿ケアに使えるアイテムとして人気があります。肌の乾燥が気になる部分に塗ることで、しっとりとした肌を手に入れることができます。今回はボディミルクのおすすめの選び方や使い方についてご紹介します。
【目次】
まずはよくある肌の悩みについてご紹介します。
肌の悩みで最も多いのが、肌の乾燥です。ボディは部位によって皮脂の量や皮膚の厚みが違うため、乾燥しやすい部分もあればそこまで気にならない部分もあります。特に乾燥しやすい部分は、すねの部分と背中です。
空気が乾燥して冷えてくる冬の季節になると、特に乾燥を感じやすくなります。肌の乾燥はしっかり保湿することで改善されることがほとんどですが、そのままの状態で放置することで、さまざまな肌トラブルが起こってしまいます。
肌の乾燥を放置することによって、かゆみが起こることもあります。肌が乾燥している状態というのは、肌のバリア機能が低下している状態です。肌のバリア機能が低下している状態の肌には、さまざまなものが刺激になります。
特に肌は衣類の繊維とこすれあう部分でもあるため、乾燥している肌の状態のまま触れ合うことで、かゆみが起こってしまうことがあります。また、肌がもともと弱い人は、服の素材との相性が合わないことで、かゆみが起こってしまうことがあります。
乾燥した肌を長期的に放置することによって、粉吹きが起こってしまうこともあります。肌のバリア機能が低下している肌は、肌のターンオーバーも乱れやすくなります。そのせいで、健康的な角質が作られず、未熟な角質ばかりが作られることになってしまい、粉が吹いたようにすぐに剥がれてしまうのです。
ボディケアは意識して行わないといけないことですが、気づかないうちに乾燥が進み、気づいたころには粉が吹いてしまっていることもあります。
肌の悩みの中には、ざらつきが気になるという場合もあります。肌がざらついているということは、肌の角質が剥がれ落ちずに溜まってしまっている状態です。基本的には、古い角質は肌のターンオーバーによって剥がれ落ちていきますが、肌のターンオーバーが乱れてしまうことで、肌に角質が溜まり厚みが出てきてしまいます。
しっかり角質をオフしないと、いくら保湿をしてもなかなか成分が浸透せず、なかなか改善されなくなってしまいます。
続いて、ボディミルクを使うメリットについてご紹介します。
ボディミルクのメリットは、保湿力が高いということです。ボディミルクには水分と油分の両方が含まれているため、みずみずしい潤いを肌に与えながら、油分もしっかり与えることができます。
初期段階の乾燥であれば、ボディミルクでも十分に保湿することができます。クリームやオイル、ローションなどとも併用して使いやすいので、ボディケアにはぴったりなアイテムです。
ボディミルクは、サラッとした塗り心地なのが使いやすいです。ボディケアアイテムといえば、オイルやクリームなどがありますが、どうしてもべたつきを感じてしまうため、お風呂上がりに使うのを躊躇してしまう人も多いです。
それに比べると、ボディミルクはサラッとした塗り心地で肌になじみやすいため、べたつきのある仕上がりが苦手な人でも安心して使用することができます。
ボディミルクは伸びが良いという部分も、人気の秘密です。保湿力が高いクリームタイプでも、硬さのあるものだと手のひらで温めてから塗らなくてはいけません。しかし、ボディミルクの場合はサラッとした質感なので、一気に全体に乗せやすいです。
時間をかけずに広範囲にのせることができるので、できるだけ時短でボディケアがしたいという人におすすめなアイテムです。
ここからはボディミルクの選び方についてご紹介します。
まずは保湿成分にどんなものが入っているか、しっかりチェックするようにしましょう。高保湿な成分が入っているものを選んだ方が、肌をしっかり潤わせることができます。
特におすすめな保湿成分は、セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸などです。こういったアイテムが入っているものであれば、ボデイミルクだけでしっかり保湿することができるので、乾燥が激しい人はできるだけたくさんの種類の保湿成分が入っているものを選ぶようにしましょう。
ボディミルクを選ぶ時には、仕上がりの良さもチェックするようにしましょう。ボディミルクは比較的浸透しやすいアイテムなので、塗ってから少しでべたつきがなくなるものがほとんどです。
ただし、中にはクリームに近いような少し硬さのあるボディミルクもあります。そういったものは、浸透するまでに時間がかかり、少しべたつきを感じてしまうこともあるので、注意しましょう。
また、仕上がりももっちりとしたものからつるっとしたものまで、さまざまです。自分が使っていて不快に思わないような使用感のものを選ぶようにしましょう。
ボディミルクを選ぶ時は、伸びの良さも大切です。ボディミルクは比較的伸びの良いものが多いですが、あまりに浸透が早いものだと塗っている段階で浸透していってしまいます。
そうなるとどの部分に乗せたのかわからなくなってしまうので、程良い伸びの良さのものを使うようにしましょう。また、少量で伸ばしやすいものだと、コスパも良いので、そういった部分にも注目して選ぶと良いでしょう。
ボディミルクには香りがついているものもあります。お風呂上がりのリラックスタイムに使用するのであれば、自分の好みの香りを使うのがおすすめです。ボディミルクの香りにはさまざまなものがありますが、実際に香りを嗅いでみないとわからないものも多いです。
できるだけ香りをチェックしてから購入するのがおすすめですよ。
ここからは、ボディミルクの使い方についてご紹介します。
ボディミルクを塗る前に、必ず肌の状態をきれいにしてから塗る必要があります。お風呂に入って体についている日焼け止めや汚れなどをしっかりオフするようにしましょう。
できればお風呂上がりのタイミングで塗るのがおすすめです。ボディミルクは浸透するのが早く、べたつきを感じにくいものではありますが、全身くまなく塗りたい場合は、お風呂から上がって洋服を着る前のタイミングで塗るのがおすすめですよ。
実際にボディミルクを乗せていきます。ボディミルクはテクスチャーがかなり緩いので、手のひらで温めたりせず、直接肌に滑らせるように乗せていきましょう。あまり力を入れずに擦り過ぎないようになじませるのがおすすめです。
ボディミルクは浸透がかなり速いので、片腕なら片腕、すねならすねと1ヶ所ずつ丁寧に浸透させていくのがおすすめですよ。乾燥しやすい部分だけでなく、足の指先まで丁寧に乗せていくことで、美しい肌を保つことに繋がりますよ。
全体にボディミルクを乗せたら、より乾燥しやすい部分にだけ再度重ねていきましょう。肌に乗せたら、ハンドプレスするように優しく浸透させていきます。強い力で擦ってしまうと、肌が傷ついてしまうことがあるので、できるだけ優しいタッチでなじませるのがポイントです。
背中のように乗せにくい部分は、一気に乗せるのがとても難しいです。特に乾燥している部分については、手のひら全体になじませてから少しずつ乗せていくようにしましょう。
ここからはおすすめしたいボディミルクについてご紹介します。
NIVEAのマシュマロケアボディミルクは、美容オイルのとけこんだミルクがなめらかになじみ、潤いを与えます。ホホバオイルやスウィートアーモンドオイル、ヒアルロン酸配合で、マシュマロ肌に。肌荒れ防止成分配合で、肌を整えます。
無印良品の敏感肌用ボディミルクは天然潤い成分のスベリヒユエキスやグレープフルーツ種子エキスを配合しています。乾燥しやすい肌に潤いをたっぷり与えます。無香料・無着色・弱酸性などの低刺激処方で、肌が弱くても安心して使えます。
JILLSTUARTのボディミルクホワイトフローラルは、コクのあるミルクが、とろけるような感触で肌になめらかに浸透します。スーパーフード由来の保湿成分やオイルが贅沢に配合されています。ベタつきを残さず寝る前や、外出前のケアにもぴったりです。
CareCeraのAPフェイス&ボディ乳液は、カサつきや肌荒れをしつこくくり返す乾燥肌向きのボディミルクです。7種の天然型セラミド配合で、肌を深くから潤します。なめらかな使い心地で全身にも塗り広げやすく、すーっとなじむ乳液タイプです。
Diorのミスディオールボディミルクは、毎日肌を保湿し美しく整えるミス ディオールの香りが特徴的なボディミルクです。軽やかでフレッシュなテクスチャーが、素早く肌に浸透します。栄養と潤いを与えながら、肌を柔らかく整えます。
ボディミルクについてご紹介しました。ボディミルクは他のボディケアアイテムに比べると伸びが良くなじみが良いのが特徴になります。肌の乾燥はしっかりケアしないと、さまざまな肌トラブルの原因になるため、できるだけ早めにケアすることが大切ですよ。