BEAUTY
By 深井麻実
メディアやSNSで目にすることがあるのが、ナチュラルな美肌を演出できるフォギー肌です。今回は、フォギー肌の特徴や、マット肌との違いをご紹介します。フォギー肌の作り方や、フォギー肌メイクにおすすめのコスメもご紹介します。
【目次】
メディアやSNSで目にすることがある「フォギー肌」とは、foggy(フォギー)な肌のことです。foggyには、「霧の立ちこめた、霧がかかってぼんやりした、くもった」という意味があります。フォギー肌は、具体的には、毛穴や赤みがどこにあるかわからないような肌のことを表します。フォギー肌は、「フォギースキン」と呼ばれることもあります。
また、フォギー肌は、光沢がほとんどない肌のことを指します。光沢のないさらっとした肌といえば、マット肌が定番ですよね。スタイリッシュなマット肌との違いは、フォギー肌の方がナチュラル感がある所です。また、フォギー肌は、隙のないマット肌とは違い、ややふんわり感があり、まるで赤ちゃんのようなマシュマロ肌が特徴です。
今回は、フォギー肌の魅力やフォギー肌の作り方、注意点をご紹介します。フォギー肌が作れる、プチプラやデパコス、韓国コスメもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フォギー肌メイクには、色々な魅力があります。
例えば、フォギー肌メイクは、自然な美肌を演出できるのが魅力です。フォギー肌メイクは、化粧下地に重点を置いて、赤みや毛穴、クマやくすみ、ニキビ跡などをカバーするメイク方法です。
ファンデーションは薄塗りしますので、お化粧は濃く見えず、作り込みすぎていないように見えるけれど、ナチュラルにきれいな肌に見せることができるのが、フォギー肌のメリットです。
また、フォギー肌は、光沢のあるフェミニンなツヤ肌や、モダンな印象になるマット肌と比べると、色々なファッションコーディネートに馴染みやすく、上品で優しげな印象になるので、オンオフ問わず取り入れることができます。
そして、フォギー肌は、近年増えている、動画やオンラインなどで使うカメラ映りも良く見えると人気を集めています。
ツヤ肌メイクは、モニター越しに見るとお肌がテカって見えてしまうことがあります。一方では、マット肌の場合、ややきつい印象に見えたり、粉っぽく見えるケースがあります。
しかし、フォギー肌なら優しげに見えますし、モニター越しでもナチュラルな美肌を演出できますよ。
フォギー肌の作り方は、
①まずは、マット系の化粧下地で毛穴レスな肌を作りましょう。カバー力の高い化粧下地を使用すると、お肌の凸凹が補正され、厚塗り感がないのに美肌に見えますよ。色ムラが気になる方は、コントロールカラー効果のある化粧下地を使用するのもいいですね。
化粧下地は、おでこやアゴ、両頬や鼻に点置きし、スポンジで全体に伸ばしていきましょう。毛穴が目立ちやすいTゾーンや小鼻周辺、頬などは、しっかり化粧下地を馴染ませましょう。
②次に、コンシーラーを使って、お肌の赤みや毛穴、クマやくすみ、ニキビ跡などをカバーしましょう。特に、赤みやクマが出やすい目の下の三角ゾーンや、小鼻の周辺などに使用しましょう。
③次に、ファンデーションを塗っていきましょう。ファンデーションは、光沢のないマットや、光沢の少ないセミマットのパウダーファンデーションを使うのがおすすめです。パウダーファンデーションを使うと、肌が乾燥しやすい方は、肌に乗せるとさらっとした質感になる、リキッドファンデーションを使ってもOKです。パウダーの粒子が細かいものを選ぶのが、美しいフォギー肌を作るポイントです。
パウダーファンデーションは、メイクブラシを使って塗ると、厚塗り感がない、ふんわりとした美しい仕上がりになります。大きめのフェイスブラシにファンデーションを取ったら、ファンデーションを顔全体にふわっと軽く乗せましょう。
リキッドファンデーションは、スポンジで馴染ませますが、厚塗り感が出ないように注意しましょう。顔全体塗るのではなく、頰や鼻筋、おでこの顔の中央部分のみ塗ると、ナチュラルに見えます。
④よりふんわり感が欲しい方は、仕上げにフェイスパウダーを使いましょう。フォギー肌におすすめなのは、パールが入っていないノンパールのフェイスパウダーや、パールが控えめなフェイスパウダーです。細かい粒子のフェイスパウダーを使いましょう。
パフにフェイスパウダーを含ませたら、メイク崩れしやすいTゾーンやアゴから乗せて行きましょう。あとは、全体に薄く乗せていきましょう。
⑤ベースメイクができあがったら、ポイントメイクも仕上げていきます。
アイメイクは、フォギー肌に合うような、マットなアイシャドウを使用すると、統一感のあるメイクに仕上がります。ナチュラル感のあるベージュやブラウン系のアイシャドウがおすすめです。少し華やかに仕上げたい場合は、細かいパールが入ったアイシャドウを使用しましょう。
アイラインは、フォギー肌に合うように、ブラウン系のカラーがおすすめです。ただし、アイラインは濃くなりすぎないようにしましょう。
マスカラは、上下のまつげに塗って、目力をしっかりアップさせましょう。
リップは、マットリップを使用するのがおすすめです。マットリップを塗る場合は、まずは、リップクリームやリップバームでしっかり保湿してから、上からマットリップを重ねると、きれいに仕上がりますよ。
フォギー肌を際立たせるために、微細なパールがミックスされたチークを乗せれば、メイクは完了です。
■地味見えしてしまう場合は
フォギー肌メイクをする際に、地味見えしてしまう場合は、アイメイク、リップメイク、チークメイクの内、2点にツヤ感のあるコスメを使用することで、華やかな雰囲気になりますよ。
■メイク前にスキンケアを
そして、フォギー肌は、ツヤ感のないベースメイクをするため、お肌が乾燥してしまいやすいので注意したいですね。
メイクをする前に、化粧水や美容液で保湿をしたら、乳液やクリームでお肌に蓋をしてあげましょう。
メイク前に保湿することで、余計な皮脂が分泌されにくくなりますので、化粧崩れもしにくくなりますよ。
フォギー肌が作れるコスメや、フォギー肌に合うコスメは、さまざまなブランドで販売されています。プチプラやデパコス、韓国コスメの中から、フォギー肌メイクにおすすめのコスメをご紹介します。
PAUL&JOE BEAUTE(ポール&ジョー ボーテ)の「プロテクティングファンデーションプライマー」は、フォギー肌が作れるおすすめの化粧下地です。
毛穴や色ムラ、くすみなどをナチュラルに補正してくれる化粧下地です。SPF50+、PA++++と紫外線対策もしっかりできます。
さらっとした付け心地なのに、乾燥しにくいのが魅力です。
INTEGRATE(インテグレート)の「エアフィールメーカー」は、フォギー肌が作れるおすすめのプチプラ化粧下地です。
コントロールカラーとしての役割も兼ね備えたアイテムで、ラベンダー、ミント、レモンの3色展開です。
透明感が欲しい方にはラベンダー、お肌の赤みやニキビ、ニキビ跡などをカバーしたい方はミントがおすすめです。お肌の赤みやくすみをカバーして、ヘルシーに見せたい方は、レモンをセレクトしましょう。
大人気コスメブランドettusais(エテュセ)の「フェイスエディション (プライマー) フォーベリーオイリースキン」は、フォギー肌メイクをする際におすすめの部分用化粧下地です。
毛穴やテカリが気になる場所に使うことで、長時間さらっとした毛穴レスな肌をキープしてくれます。
デパコスコンシーラーの中でも、フォギー肌が作れると評価が高いのが、GIVENCHY(ジバンシイ)の「ミスター・コレクティング・ペン」です。
細かい所までカバーできる、筆ペンタイプのコンシーラーが使いやすいのが魅力です。
みずみずしく、軽い塗り心地のコンシーラーとなっています。
コスパ抜群のプチプラコンシーラーとして定評があるのが、韓国コスメブランド、the SAEM(ザ セム)の「カバーパーフェクション チップコンシーラー」です。
魅力は、何といっても全14色という豊富なカラーラインナップです。税抜き1,000円以下で購入できる、お得なプライスも嬉しいですね。
ナチュラルに肌に馴染んで、お悩みをカバーして、フォギー肌を作ってくれますよ。
フォギー肌が作れるデパコスパウダーファンデーションとしておすすめしたいのは、THREE(スリー)の「プリスティーンコンプレクション パウダーファンデーション」です。
こちらのファンデーションは、さらっとしたマットと、光沢のあるグローのファンデーションがセットになったアイテムです。
その日の気分に合わせて、2種類のファンデーションを混ぜて使えば、セミマットな肌になりますし、高く見せたい場所にグローファンデーションを少量塗ってもいいですね。
KATE(ケイト)の「パウダリースキンメイカー」は、フォギー肌が作れるおすすめのプチプラファンデーションです。
こちらのファンデーションは、リキッドファンデーションですが、肌に乗せるとパウダーに変化するのが特徴です。
肌にしっかり密着して、ふんわりとした赤ちゃんのような肌を作ってくれます。
韓国コスメブランドETUDE HOUSE(エチュードハウス)からも、フォギー肌が作れるファンデショーンが発売されています。
「ダブルラスティング パクト」は、細かい粒子が魅力のパウダーファンデーションです。
余分な皮脂を吸着して、さらっとした美肌をロングキープしてくれると評判のアイテムです。
フォギー肌が作れるフォギーパウダーとして圧倒的な支持を得ているのが、COSMEDECORTE(コスメデコルテ)の「フェイスパウダー 10」です。
ライトベージュのノンパールタイプのフェイスパウダーで、しっとりと肌にフィットして、メイクの仕上がりを格上げしてくれるアイテムです。
◆COSMEDECORTE(コスメデコルテ)の「フェイスパウダー 10」
定価:5,000円(税抜)
フォギー肌が作れるプチプラのフェイスパウダーとしておすすめしたいのが、REVLON(レブロン)の「カラーステイ プレスト パウダー N」です。
超微細な粒子が、キメの整った美肌を演出してくれると口コミ人気が高いアイテムです。
ミラーとパフが付属しているのも使いやすいポイントですね。
フォギー肌メイクに華を添えてくれるのは、MAQuillAGE(マキアージュ)の「ドラマティックムードヴェール」です。
5色の異なる質感のチークがセットになっているアイテムで、ブラシで取ったチークをサッと頬に乗せるだけで、自然な血色感を加えてくれます。
ブラシには、ドーム状のスポンジも付いているのも魅力です。
プチプラチークの中でも特に人気が高いのが、CANMAKE(キャンメイク)の「マットフルールチークス」です。
こちらは、フォギー肌にマッチするマットチークです。
パウダーなのにしっとりとした質感なので、血色感が欲しい場所にしっかり彩りをプラスしてくれますよ。
SHISEIDO(資生堂)の「モダンマット パウダーリップスティック」は、フォギー肌メイクをした際におすすめしたいマットリップです。
マットリップの中でも伸びが良いので、スムーズに塗れて発色も良いのが魅力です。
マットリップの中でも人気があるのが、3CE(スリーシーイー)の「MATTE LIP COLOR(マット リップ カラー)」です。
なめらかな塗り心地と、見たままの発色が特徴で、キュートなパッケージが女子力もアップしてくれます。
フォギー肌メイクに取り入れれば、洗練されたおしゃれ顔にしてくれます。
フォギー肌は、光沢がほとんどなく、毛穴レスでふんわりとした美肌が特徴です。フォギー肌は、まるで赤ちゃんのような肌なので、ピュアな印象になり、オンオフ問わず取り入れやすいですよ。ぜひ、フォギー肌メイクを楽しんでみてくださいね。