BEAUTY
By 深井麻実
美しい髪を保つうえで大切なアイテムといえば、トリートメントです。トリートメントにはさまざまなアイテムがありますが、市販で手に入るものでのおすすめはどれか気になりますよね。今回は市販のトリートメントの選び方や使い方についてご紹介します。
【目次】
まずはトリートメントの役割についてご紹介します。
トリートメントは、髪の内部を補修する役割があります。トリートメント以外でシャンプー後に使用するものといえば、リンスやコンディショナーがあります。これらのアイテムは、髪の外側をコーティングするような役割のものです。
髪の外側を保護することで、髪の指通りを良くするアイテムになります。トリートメントは、内部に浸透する成分が配合されているため、髪のダメージを補修する役割があります。傷んでしまった髪を労わりながら、美しい髪へと導いてくれるアイテムです。
トリートメントは、リンスやコンディショナーと同じように、指通りを良くする効果もあります。内部をしっかり補修しながらも、滑らかでずっと触っていたくなるような髪を作り出します。
パサついてしまってなかなか指が通らないような髪の毛でも、トリートメントを使うことで髪に潤いを与えて、サラサラな髪へと導きます。
トリートメントには髪のまとまりを良くする働きもあります。髪質やダメージの度合いによっては、髪がなかなかまとまらず、夕方になるとパサつきや広がりが気になってしまうという人も多いです。
そんな状態の髪にトリートメントをすることで、まとまりを良くすることに繋がります。しっかりと保湿することでパサつきや広がりが気になりにくいまとまりのある髪を作り出すことができます。
トリートメントといえば、市販のものとサロンで行ってもらうものの2種類がありますね。これらは一体どんな違いがあるのでしょうか?詳しくご紹介します。
サロンで扱っているトリートメントは、それぞれの髪に合ったぴったりなトリートメントを選ぶことができます。人それぞれ髪質には違いがあり、それぞれ合っているトリートメントが違います。
自分の今の髪の毛を効率よくケアし、美しい状態へと導くためには、自分に合ったものを使うことが1番大切です。美容師さんは髪のプロなので、自分の髪に何が必要なのかを良く知っています。その自分にもっとも合っているトリートメントを受けられるのが、サロンでのトリートメントの魅力になります。
サロンで使用しているトリートメントは、特に髪について考えられた作りになっています。よりしっかり浸透するような成分が使われているため、効率よく髪を補修することができます。また、1回施術を受けることで長期的にその状態をキープすることができるのも魅力的です。
さらに、カラーリングなどの直後でダメージを受けた髪でもできるだけ傷つけることなく髪を補修することができるようなものが揃っているため、比較的髪のダメージを減らすことができます。
定期的にカラーリングをしているという人であれば、毎回行った方が良いメニューでもあります。
市販品のトリートメントに関しては、サロンのように劇的で長期的に続くような効果はありませんが、毎日の定期的なケアにはぴったりなアイテムです。毎日少しずつケアをすることで、傷んでしまっている髪を補修することに繋がります。
髪への負担も考えられて作られているので、美しい髪を保つためのホームケアアイテムにぴったりです。金額も比較的安価なものも多いので、比較的誰もが手に入れやすいというメリットがあります。
ここからは市販のトリートメントの選び方についてご紹介します。
市販のトリートメントには、さまざまな種類があります。その中で自分の使いやすいアイテムを使うのがおすすめです。大きく分けるとクリーム・ミルク・ジェル・オイルなどがあります。
もっともサラッとして軽い仕上がりなのがミルクタイプです。ミルクタイプは水分が多いため、潤いが足りていない人に向いています。・クリームタイプはミルクよりも少し油分が多く含まれているタイプです。広がりが気になりやすい人に向いています。
ジェルタイプはさらっとなじむタイプで、保湿力が非常に高いです。オイルタイプは油分が多く、もっとも重たいテクスチャーです。しっかりまとまった髪を手に入れたい人におすすめの種類ですよ。
市販のトリートメントを選ぶ時は、髪質で選ぶのもおすすめです。それぞれの髪質に合ったトリートメントを選ばないと、べたつきが目立ってしまったりまったく意味をなさなかったりすることがあります。
髪がもともと細くて柔らかいタイプの人は、できるだけ軽さのあるものを使うのがおすすめです。特にミルクタイプがおすすめですよ。反対に髪が広がりやすくダメージがひどい場合は、オイルタイプのように重さのあるものを選ぶのがおすすめです。
髪質がもともと硬いタイプの人は、クリームタイプのようにある程度油分があるものを使った方が、髪のまとまりが良くなるのでおすすめです。
トリートメントといえば、インバスタイプとアウトバスタイプの2種類があります。インバスのトリートメントの方が効果が高く、スペシャルケアアイテムとして使用するものが多くなっています。
それ以外にもお風呂の外で使用するアウトバストリートメントもあります。これは毎日使用できるタイプなので、1つ持っておいても損はありません。髪のダメージが激しいという人は、両方を併用しながら使用するのがおすすめですよ。
ここからは実際の市販のトリートメントの使い方についてご紹介します。
トリートメントをする時は、いつも通りシャンプーまで終わらせるようにしましょう。シャンプーはしっかり洗い流さないと毛穴に詰まってしまうことがあるので、シャンプーをした時間の倍以上の時間をかけて洗い流すのがおすすめです。
シャンプーをしっかり洗い流したら、トリートメントをするためにある程度水気を切っておくようにしましょう。
実際に髪にトリートメントをつけていきます。手のひらに適量のトリートメントを取ったら、毛先のみにつけていくようにしましょう。髪全体になじむように、均一に乗せていくのがポイントです。
次にくしなどを使って髪全体をとかしていきましょう。こうすることで、髪全体にさらに浸透していきます。髪をしっかりとかしたら、5分~10分程度時間を置くようにしましょう。この時蒸しタオルを髪に巻くことで、より浸透力が高くなりますよ。
10分しっかり放置したら、しっかりと洗い流していきましょう。洗い残しのないように、流すことがポイントですよ。トリートメントを流すことで、背中などにトリートメント成分が溶け出していることがあるので、トリートメントを流したら、再度背中なども流すことをおすすめします。
しっかり洗い流したら、タオルドライをして髪の水気をしっかり拭き取るようにしましょう。
髪の水気をしっかり取ったら、アウトバストリートメントをつけるようにしましょう。手のひらに少量取り、毛先部分にしっかり揉みこむようにつけていきます。こうすることで、髪を熱から守ってくれる役割がありますよ。
トリートメントをつけたら、髪全体がまとまるようにしっかり乾かしていきましょう。この時しっかり乾かしていないと、寝ている間に摩擦で髪が傷ついてしまうことがあります。しっかり乾かしてから寝るようにしましょう。
ここからは、おすすめしたい市販のトリートメントについてご紹介します。
finoのプレミアムタッチ浸透美容液ヘアマスクは傷みきった毛先まで滑らかに仕上げるトリートメントです。とろけるように髪になじみ、髪1本1本を美容液成分で満たします。特に傷みの強い髪の毛におすすめなアイテムです。
L’OCCITANEのファイブハーブスリペアリングヘアマスクは、髪の内部までダメージ補修成分が浸透します。髪を労わるためのハーブを厳選し、毛先まで滑らかに輝くツヤを実現します。傷んでしまった髪をハーブの力によって集中ケアします。
L'Oreal Parisのエルセーヴヘアオイルピュアセラムは濃密に潤って上質にまとまる髪を作るオイルです。パサつきが気になる髪や、傷んだヘアをきっちりトリートメントします。ドライヤーの乾燥など髪をダメージからもしっかりガードします。
ETVOSのリペアトリートメントは毛髪の補修プロセスに着目した、クレンズから始まる新感覚トリートメントです。しっとりまとまるしなやかな髪へと導きます。クセやうねり、パサつき、広がりなどさまざまな髪の悩みにアプローチします。
市販のトリートメントについてご紹介しました。市販のトリートメントにはさまざまな種類がありますが、自分の髪に合ったものを選ぶことが大切です。これからも美しい髪を保ちたいのであれば、毎日のケアにトリートメントを取り入れてみてはいかがでしょうか?