LIFE STYLE
By 深井麻実
ダイエッターの間で話題のMCTオイル。ブログなどでは、MCTオイルでダイエットやってみた結果みごと成功!なんて報告もよく目にします。そこで今回は、MCTオイルのダイエットやり方やおすすめ商品をご紹介します。
【目次】
MCTオイルとは「中鎖脂肪酸」のこと。
中鎖脂肪酸は、自然食品の中には含まれているものが少なく、ココナッツオイルに約60%、牛乳に約8%ほど。
なかなか摂取するのが難しいですが、MCTオイルはなんと100%中鎖脂肪酸食品なのです。
■ココナッツオイルとの違い
ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸のみを取り出したのがMCTオイル。パッケージには「ココナッツ由来」と記載されている場合もありますが、これはココナッツから抽出されたということを意味します。
ココナッツオイルは、ココナッツの果肉を乾燥させて圧縮する製法のため中鎖脂肪酸100%にはなりません。
また、ココナッツオイルは果肉の甘い香りや味が残っていますが、MCTオイルは無味無臭です。
美意識の高い女性の間でMCTオイルが話題になっているのは、その機能性が一番の理由。
体内での吸収や分解が非常に早く、オイルでありながら脂肪として体内に蓄積されることはなく、エネルギーに変わり脂肪を燃焼してくれます。
また、ココナッツオイルとは違って無味無臭でサラッとしているので、幅広く活用できるのも魅力。料理に使用するのはもちろん、飲み物に混ぜてもOKです。
ダイエットにもってこいのMCTオイル。主な効果は以下の通りです。
MCTオイルが体内に溜まらないのは、サラダ油などの一般的な油に比べて消化経路が圧倒的に短いから。
通常の油は、まず小腸で吸収され、血管やリンパ管を通って筋肉や脂肪組織、肝臓に貯蔵されます。その間に体脂肪として貯め込まれて、必要な分のみがエネルギーに変換されるというメカニズム。
その点MCTオイルは、小腸で吸収され、門脈を通って肝臓に直行。すぐにエネルギーとして使われるので、脂肪として体内に留まりにくいです。
MCTオイルを摂取することで、体内で「ケトン体」が生成されます。
ケトン体とは、脂肪燃焼によって生成されるエネルギー源の一種。
通常は、炭水化物などに含まれている糖質によって作られたエネルギーを使用します。しかし、実はその間脂肪燃焼は行われず、エネルギーに代わることはありません。
つまり、糖質を控えてMCTオイルを摂取すれば、すぐに脂肪をエネルギーに変換することが可能に。
さらに、継続的なMCTオイルの摂取を実践することで、脂肪を燃焼しやすい体質へと導いてくれます。
ダイエット効果が高いMCTオイルですが、カロリーは決して低くはありません。しかし、少量でも空腹感が満たされるのが大きなメリット。
カロリーはダイエットの敵とされていますが、MCTオイルの場合は体内に溜まりにくいという特徴があるので心配無用。
ただし、正しいやり方でダイエットを行う必要があります。
■高い脂肪燃焼効果
MCTオイルは、体内に入ってすぐにエネルギーに。脂肪として蓄積されないので、その分脂肪燃焼作用が高まります。
■太りにくい体質になる
継続して糖質の代わりにMCTオイルを摂取すれば、体内の糖質量が減少。おかげで脂肪がエネルギー源として使われ、代謝が上がり痩せやすくなります。
■停滞期がない
ダイエットのために糖質制限をする人も。しかし、糖質制限を続けると、脳が飢餓状態になりこれ以上体重を減らさないように命令を出します。
しかし、MCTオイルの場合、脳はエネルギーとして認識。停滞期になりづらいので、ダイエットのモチベーションもキープできます。
■筋肉量を維持できる
ダイエットのために食事制限をすると、糖質が不足して脂肪よりも筋肉の分解が優先的に。
MCTオイルの場合、脂肪が優先して消費されるので、筋肉が減るのを阻止してくれます。
MCTオイルでダイエットをする時は、糖質制限と併用するのが基本のやり方。
糖質ゼロにするのが難しい場合は、ご飯やパンなどの炭水化物を食べる前にMCTオイルを摂取するのがおすすめ。
例えば、サラダにMCTオイルをかけて食べれば、インスリンの分泌が促されて血糖値の上昇が緩やかに。糖が脂肪に変わりにくくなり、健康的にダイエットできます。
幸いMCTオイルは無味無臭なので、どんなメニューにも合わせやすいです。サラダやスープ、お味噌汁はもちろん、コーヒーやスムージーに入れても味は変化しません。
■MCTオイルの使い方
MCTオイルはカロリーが高いので、使用量には注意が必要。1食につきスプーン1杯が目安です。
おすすめの使い方は、豆乳やヨーグルトに混ぜたり、お好みの調味料と混ぜてドレッシングにしたり。面倒な時は、ジュースやコーヒーに入れて飲むのもおすすめ。
ただし、MCTオイルは熱に弱いので、熱いものにかけたり、炒め物には使わないようにしましょう。
■MCTオイルはいつ飲むのがベスト?
活動するのに必要なエネルギーとなるので、朝からお昼にかけて摂取するのがおすすめです。
■糖質の摂取量を制限
MCTオイルダイエットをする時は、糖質を制限するのがルール。ただし、MCTオイルのみではカロリー摂取量が多くなるので、糖質ゼロにするのも逆効果。
目安としては1日70g~130gまで。お茶碗半分のご飯で3食分です。
■たんぱく質の摂取
筋肉量が減ってしまうと、痩せにくくなります。筋肉を維持するために、たんぱく質の摂取を意識するようにしましょう。
■食物繊維の摂取
炭水化物の摂取量が減れば、同時に食物繊維の摂取量もダウン。食物繊維には整腸作用もあり便秘も解消されるので、積極的に摂りましょう。
■1日3食きちんと食べる
空腹の状態が続くと、その後の食事で血糖値が急上昇して、インスリンの分泌が盛んに。
インスリンは糖を脂肪にしてしまうので、できれば規則正しく3食を心がけ、血糖値を安定させるのがポイントです。
MCTオイルダイエットを成功させるコツは、同時に糖質制限を行うこと。
体内でエネルギー源となるのは、炭水化物の分解によって作られる「ブドウ糖」と脂肪燃焼によって作られる「ケトン体」の2種類。
通常はブドウ糖の方が先にエネルギーに変換されます。しかし、糖質を控えてブドウ糖を減らせば、ケトン体をエネルギーに変換しようとする力が働き、たんぱく質や脂肪を分解。
効果をアップさせるためにも、糖質制限とうまく組み合わせましょう。
MCTオイルダイエットは、比較的早く効果が表れます。
1ヶ月で理想の体重になったという口コミもありますが、基本的にダイエットはある程度の期間継続することが必要。
MCTオイルの場合は、体脂肪率が下がり始める目安が早くて4週間、ウエストのサイズがダウンする目安が早くて8週間と言われています。
少なくても2ヵ月は継続して行うのがおすすめです。
■高熱調理には使わないこと
純度100%のMCTオイルは、一般的な油よりも低い温度で泡や煙が出たり、発火する恐れもあるので危険!
炒め物や揚げ物と一緒に摂取する時は、出来あがった料理にかけたり和えたりしてください。
炊飯器のような低温調理であれば、ご飯に加えて加熱しても大丈夫です。
■ポリエチレン容器に入れないこと
食品トレイなどに使われているポリエチレンは、MCTオイルを入れると変形することも。こぼれることもあるので、気をつけましょう。
■生ものと一緒に放置しないこと
生肉や生魚などにMCTオイルをかけたまま放置すると、油が分解されて独特の臭いが発生することがあります。
毒性があるわけではありませんが、せっかくの料理が台無しに。出来あがった料理にかけるようにしてください。
良質な脂肪酸のみで構成されたMCTオイル。原料の選定から製品に至るまで、厳しい製品分析や品質管理を徹底して作られた製品なので、安心して使えます。
添加物や化学溶剤を一切使わず、蒸留製法で作られた完全無添加のナチュラル食品。もちろん無味無臭なので、どんな飲み物にも食べ物にも合います。
容量も360gと多めの割に低価格なので、毎日使っても長持ち。ダイエットの継続にもひと役買います。
創業者が自ら多くの製造元を探し周り、様々な食品認証を取得している企業と共同開発したMCTオイル。メディアで紹介されて話題にもなりました。
原料の受け入れから製造、出荷に至るまで全てにおいて一定の品質が保たれています。輸入の原料もありますが、輸入後に再度自社工場でチェックを行うという徹底ぶり。
加熱することなくダイレクトに摂取するMCTオイルだけに、安全性は気になるところ。こちらの商品は「GMP適合認定証(適正製造規範)」を取得しているので安心です。
フィリピンの農場で生産されたココナッツオイル100%由来のMCTオイル。お菓子やインスタント食品に使われるパームオイルが含まれていないので、ダイエットはもちろん健康にもメリットあり。
3種類のMCTオイルを製造していますが、こちらは最も一般的なタイプで、MCTオイル初心者にぴったり。
吸収が早い中鎖脂肪酸が配合されたものや、エネルギー燃焼が穏やかになる中鎖脂肪酸が配合されたものもあります。こちらのMCTオイルで慣れたら、ライフスタイルに合わせて他タイプを使ってみても良いでしょう。
MCTオイルダイエットは、食べ物や飲み物にかけるだけの簡単ダイエット!ぜひ今日から始めて、ビフォーアフターの違いを実感してみてください。