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夏の喪服マナー知ってる?レディースのワンピースなど3タイプの解説

夏の暑い時期でのお葬式は、参列者にとってかなり酷な環境と言えます。

お葬式マナーは昔から伝わる大切な慣習ですが、昔と比べて現代の日本の夏は、かなり厳しい暑さになることが多いため、通年用の喪服で我慢していると熱中症になってしまうことも。

失礼にあたらずに暑さを和らげることができる「夏の喪服マナー」を解説します。

 

夏の喪服のマナー、これはOK!①裏地なしジャケットを着用

夏用の喪服として、裏地のないものも販売されています。

裏地がないことで通気性がよくなり、熱がこもりにくくなるため、通常の喪服よりもかなり涼しく過ごすことができます。

ですが、裏地がないものは型崩れを起こしやすいため、しっかりした素材のものを選びましょう。

 

夏の喪服のマナー、これはOK!②背抜きジャケットを着用

裏地がないジャケットと似たものになりますが、背中部分だけ裏地のないタイプのジャケットも夏用の喪服として販売されています。

全く裏地のないジャケットには少し抵抗がある……という方にもおすすめです。

一番面積が広い背中部分の裏地がないので、比較的涼しく過ごせます。

 

夏の喪服のマナー、これはOK!③喪服用ワンピースを着用

親族側としての参加であれば、長袖着用が基本的なマナーですが、一般参列者であれば5分袖丈くらいの喪服用ワンピースでも大丈夫です。

ジャケットを着用しないだけでもだいぶ涼しさが違ってきます。

喪服用として販売されているものであれば、ワンピースでの参列はマナー違反ではありません。

 

夏の喪服のマナー、NGパターンは?

ジャケットの裏地の有無やワンピースでの参列はOKですが、逆に「これはマナー違反!」というパターンもご紹介します。

■ストッキングを履いていない

いくら暑くても、ストッキング着用は絶対に守らなければいけないマナーです。基本的には光沢のないタイプの黒のストッキングが一般的ですが、ヌードベージュなどの肌色に近いものでも良しとされる場合もあります。

どうしても暑い場合は、腰の部分がないニーハイタイプのストッキングを活用してみましょう。ただし、絶対にスカートから見えないように注意してください。

■ワンピースの袖丈が短い

半袖ではなく、5分袖くらいのものを選ぶようにしましょう。なかには袖部分がレースになっているタイプのものもありますが、葬儀の格式によっては好まれないことがあるので注意です。

■メイクにツヤ感がありすぎる

夏は健康的な肌に見せるためのツヤ感メイクをしている女性が多いですが、キラキラと細かいラメが輝くタイプのメイクは避けましょう。
お葬式では、基本的に光沢のあるものは避けるのがマナー。ベースメイクもマットなものがベストです。

 

夏の喪服マナー、アクセサリーやバッグなどの小物選びは?

夏の喪服のマナーが分かったところで、バッグやアクセサリー、靴、ハンカチなどの小物にはどんなマナーがあるのでしょうか?
夏の喪服に合わせて気を付けたい、小物選びの方法をご紹介します。


■喪服のバッグは黒の光沢がないものを選ぼう
冬の葬儀同様に、お葬式の場合は黒の光沢がないバッグというのが常識的です。
金具が目立つものや、エナメルなどの光沢のある生地は避け、出来れば葬儀用のバッグを使用しましょう。スエードや合皮、光沢の少ないサテンならOKという場合もあります。
クロコダイルの型押しや、爬虫類など、革は殺生につながるとされているので避けましょう。
また、大きすぎるカバンや、普段使いのバッグなどは適していないので、注意が必要です。


■アクセサリーは結婚指輪、パールのみOK
葬儀の場では、結婚指輪以外のアクセサリーは不要とされていますが、つける場合は華美にならないもので、ネックレスとイヤリング(ピアス)のみ着用するようにしましょう。

涙を連想させるといわれている、パールのアクセサリーを着けるのが常識的です。
「不幸が重なる」という意味合いを避けるため、ネックレスは一連のもの、イヤリング(ピアス)は一粒タイプのものにしましょう。


■靴はヒールが高すぎない黒のパンプスを選ぼう
ヒールの高すぎない、黒いシンプルなパンプスを選ぶのが常識です。
高いハイヒールや、デザインが派手すぎるものは葬儀には不適切なので控えましょう。

また、バッグ同様に光沢のある素材でできた靴や、爬虫類の革などはNGです。
布製のパンプスか、光沢のない天然皮革製のシンプルなものにしましょう。

夏場は暑いからといって、サンダルやオープントゥのパンプスなどを履くのはマナー違反です。金具やリボンなどが目立たない、つま先の隠れる靴にしましょう。


■ハンカチは白か黒のものを選ぼう
ハンカチも冬の葬儀同様に、白か黒のものを選びましょう。
黒か白無地ならレース付きでも大丈夫ですが、柄物や派手なデザインのハンカチは避けて下さい。

また、夏場は汗をかきやすく、ハンカチの出番が多いかと思われます。
汗などで汚れた場合の予備として、余分にハンカチを持っておくと良いでしょう。

 

夏の喪服のマナー、ヘアスタイルやヘア小物は?

夏の喪服や小物の他に、ヘアアクセサリーやヘアアレンジについてはどうするのが良いのでしょうか?
ここでは、夏の葬儀で浮かない、マナー違反にならない髪形についてご紹介します。


■暑苦しい、邪魔になるロングヘアはしっかりまとめよう
ロングやセミロングの方は、焼香時などで髪が邪魔にならないようにヘアアレンジをしていくのがマナーだと言われています。
お辞儀をした時に顔に髪がかかったり、前髪が邪魔になる場合は、一つに結ぶか、まとめ髪のヘアアレンジをしておくと良いでしょう。


■ヘアアレンジをする際は、黒のヘアゴムで!
ヘアアレンジをする際は、華美にならないように気を付けましょう。
黒のヘアゴムを使い、派手にならないようにします。
シュシュやバレッタ、ピンなどを使う場合は、黒で目立ちにくいものを選びましょう。


■まとめ髪のヘアアレンジは、耳下の位置にする
まとめ髪のヘアアレンジをする場合は、耳より下の位置(うなじ)でまとめるようにしましょう。
昔から「耳より上は慶事、下は弔事」と言われ、髪を結ぶ位置には注意が必要です。
高い位置でまとめると、お祝いの席向けのヘアスタイルになってしまうので、耳下の位置でまとめるようにしましょう。ポニーテールなども、高い位置で結ぶのはマナー違反です。


■三つ編みや編み込み、おくれ毛を出すのはNG
お団子ヘアや髪をまとめるヘアアレンジの場合、三つ編みや編み込みを入れるとオシャレになってしまいます。
派手なヘアアレンジは不向きですので、お葬式の場合は出来るだけ凝ったアレンジはしないようにしましょう。
また、髪をアップにした時におくれ毛を出したり、毛束をつまんで今風のアレンジにするのも良くありません。


■茶髪や巻き髪もマナー違反になる
髪色は、明るすぎない茶髪などであれば問題ありませんが、明るい茶色やアッシュ系、金髪に近いような髪色の場合は注意が必要です。
黒スプレーで染めるか、一日染めのカラーマニキュアなどで髪の色をトーンダウンさせるのが良いでしょう。参列したときに、派手な印象を与えない工夫が必要です。

また、今は巻き髪にするのは当たり前のようになっていますが、葬儀の場合は髪を巻くのは避けるべきでしょう。パーマがかかっている場合なども同様です。
おしゃれな印象にならないように髪をまとめたり、派手にならないようにしましょう。

 

夏の喪服のマナー、他に気をつけたいマナーは?

服装や小物、髪形などのマナーは分かりましたが、他にも気を付けるべきポイントがあります。
夏の葬儀だけではなく、葬儀全般で知っておきたいマナーですので、しっかりとチェックしておきましょう。

■派手なメイクやネイルは避けましょう
葬儀とは、故人の冥福を祈る場です。そのような場所にオシャレは必要ありません。
そのため、髪形などと同様にメイクやネイルなどにも気を配る必要があります。
派手な濃いめのメイクやカラーコンタクトなどはマナー違反になるので避けましょう。
また、ネイルなども華美なものは避け、ベージュや肌なじみのいい淡いピンクベージュなどが良いでしょう。
ストッキングを履いていても、靴を脱ぐ場合がありますので、派手なペディキュアは前もって落としておくようにします。


■香水や強い匂いの制汗剤は避けましょう
夏はどうしても汗をかいてしまうので、匂いを気にする方も多いでしょう。
しかし、強い匂いのする制汗剤や、香水などは葬儀のマナー違反になります。
香が焚かれる通夜・葬儀に香りがするものをつけるのは非常識です。
どうしても汗が気になる場合は、無香料の制汗剤を使うようにしましょう。


■ストッキングは必ず予備を持っていきましょう
夏に限らず、ストッキングは破れてしまった時の為にも予備を持っていくようにしましょう。
また、夏場は汗で蒸れやすくなっています。匂いや不快感が気になったら、予備のストッキングに履きかえるなどの工夫が必要です。
夏向けの涼感加工や接触冷感の素材で出来たひんやりタイプのストッキングや、蒸れにくい薄手の夏用ストッキングなどもあるので、活用すると良いでしょう。


■扇子はなるべく使用しない、持っていく場合は黒の扇子にしましょう
暑い時は扇子を持参したくなるものです。しかし、扇子を動かすと目立ってしまいますので、葬儀会場では使用しないようにしましょう。
会場に向かう時や、葬儀の後に使う場合は、柄などが入っていない黒の扇子にしましょう。
どうしても暑さが気になる場合は、扇子ではなく、小さな保冷材などを黒のハンカチに包んで持っていくのもおすすめです。


いくら暑いからといっても、お葬式においてのマナー違反はご法度です。

失礼にあたらないきちんとした装いで、お亡くなりになった方を偲ぶ気持ちを持って出席しましょう。