BEAUTY
By 秋本早紀
おしりにできたギザギザの白い線。おしりの肉割れは、気付きにくいので発見するとびっくりしてしまいますよね。一度できるとなかなか消えないのも困りもの。そこで今回は、おしりの肉割れの原因や目立たなくするための方法、おすすめクリームなどをまとめてご紹介します。
【目次】
おしりに白くギザギザの線ができている……と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
それは、ひょっとすると肉割れかもしれません。
肉割れとは、体型の変化に肌が耐え切れず、ひび割れた線のようなものが多数できる症状のこと。おしり以外にも、太ももやお腹、ふくらはぎなどにできやすいです。
妊娠線も肉割れの一種。妊娠した時にお腹などにできた白い線を妊娠線と呼びますが、できる原因は肉割れと同じです。
肉割れはできたばかりの頃は赤紫っぽい色ですが、時間が経過すると白っぽく変化します。
「そんな線ないけど……」という人も、肉割れは意外と気付きにくいので、鏡でよくチェックしてみてくださいね。
そもそもおしりの肉割れは何が原因なのでしょうか。
肉割れは、急激な体型の変化によって皮膚が引き伸ばされることで起こります。
人の皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層で構成されており、真皮は肌の弾力性を保つコラーゲン線維がたっぷり。このコラーゲン線維は、伸縮性がないので横に引き伸ばされると簡単に裂けてしまいます。
太ると肉割れができやすいのは想像できますよね。
ただ、それ以外にも肉割れができてしまう原因はあります。
■成長によるもの
急激に身長が伸びるなど、成長期に肉割れが起こることも多いです。
■過度なトレーニング
近年ヒップアップトレーニングなど、体を鍛える女性が増えていますよね。負荷の大きなトレーニングや短期間で体型を変化させると、太っていなくてもおしりの肉割れは起こります。
■皮膚が乾燥している
おしりの皮膚が乾燥していたり、血行が悪いと肌の柔軟性が失われ、肌が固くなってしまいます。肌が固いとちょっとした体型変化でもすぐに肉割れを起こしてしまいますよ。
■足裏のバランスが悪い
外反母趾や偏平足など足裏のバランスが悪いと、自然と他の筋肉に負担がかかってしまいます。なかでも親指を上げた状態で歩くのが癖になっている人は、太ももやおしりに肉割れができやすいですよ。
おしりの肉割れは一度できてしまうと、完全に消すことはできません。
ただ、薄く目立ちにくくすることは可能。
■レーザー治療
レーザー治療は、傷などを治すのに効果的な治療法ですよね。
あえてコラーゲン線維に傷をつけることで皮膚代謝を促進させます。ただ人によっては、おしりの皮膚がかぶれるなど、トラブルが起こることもあるので注意しましょう。
■クリームを塗る
おしりにクリームを塗る方法は、レーザー治療に比べてリーズナブル。家で自力でケアできるのも嬉しいですね。普通の保湿クリームは予防にはなりますが、一度できてしまったおしりの肉割れには効きません。妊娠線を緩和してくれるものなど、真皮層にアプローチする専用のクリームを使うと良いでしょう。
NOCOR(ノコア)のアフターボディ トリートメントクリームは、すでにできてしまった妊娠線はもちろん、おしりや太ももの肉割れを緩和するために開発されました。
保湿力が高いのでアンチエイジング効果もばっちり。NOCORのオイルと一緒に使うとさらに効果が高まります。
menina joue(メニーナ ジュー)のプレマームは、ファッション誌などでも多数掲載されている人気アイテム。
コラーゲンやプラセンタ、ヒアルロン酸など美容成分がたっぷり配合されているのが人気の理由。また、おしりの肉割れの色やくぼみを緩和してくれるレジストリルが配合されているのもポイントです。
BELTA(ベルタ)のベルタマザークリームは、産後のママや赤ちゃんにも使える肌に優しいオーガニック成分にこだわって作られています。シラノール誘導体や葉酸が妊娠線やおしりの肉割れを目立たなくしてくれますよ。
美容成分もたっぷり入っており、ダメージを受けた肌をみずみずしく滑らかに整えてくれます。
小林製薬のBioil(バイオイル)は、傷跡やニキビ跡を保湿してケアするためのアイテムです。妊娠線や肉割れ専用のクリームではありませんが、「肉割れが薄くなった」という口コミもあるので一度使ってみる価値あり。
サラッとした使い心地なので、オイルのべたつきが苦手な方にもおすすめ。おしりの肉割れの他にも、顔や体全身に使えます。
おしりの肉割れの原因や緩和してくれるクリームをご紹介しました。肉割れは一度できると消すことができないのが厄介ですよね。ただし、一度できた後も肉割れは悪化する可能性があるので、諦めずに毎日しっかりケアを行いましょう。