BEAUTY
By 深井麻実
トゥーセパレーターは足の指を広げるアイテム。フットネイルをしたり、指をほぐしたりしたい時に便利です。ここでは、トゥーセパレーターの効果やNG使用法とおすすめのトゥーセパレーターをご紹介します。
【目次】
トゥーセパレーター(フットセパレーター)は足の指の間に挟み込んで使うアイテム。
マニキュアやジェルネイルを塗る時に使われることが多いですが、最近は健康効果も注目されていて、リラックスタイムに使用する人も増えています。
靴や靴下を履いている間は足の指がギュッと縮こまっています。この状態になると、血のめぐりが悪くなるため、足先が冷えたり、むくみが出たりしやすいです。
一方、トゥーセパレーターで足の指を広げると、血行が良くなります。血行が良くなれば、冷えやすい足先がポカポカと温まり、老廃物や水分が流されてむくみも緩和されるでしょう。
つま先が細いポインテッドトゥの靴や足が前に滑るハイヒールを履いていると、親指が内側に曲がり、外反母趾になることがあります。外反母趾を放置すれば、痛みが出たり、しびれたりして日常生活に支障がきたされることも少なくありません。
つま先を圧迫する靴を履く機会が多い人は、トゥーセパレーターで足の指を正しい位置に戻す習慣をつけていると、外反母趾の予防に効果を期待できるでしょう。実際、トゥーシューズでバレエをする人も外反母趾の予防のためにトゥーセパレーターを使うことがあります。
現在は底が厚い靴が多いため、歩く際に足の指に力を入れていない人が多いと考えられています。足の指に力を入れなければ、体のバランスを取りにくくなり、姿勢が崩れてしまうことも少なくありません。
姿勢が気になる人は日頃からトゥーセパレーターで足の指を動かしておきましょう。指を動かす癖を付けておけば、歩く際に指に力を入れて正しく体重移動できて、姿勢も良くなると言われています。
トゥーセパレーターを装着したまま寝たり、歩いたりするのはやめましょう。就寝時や歩行時にトゥーセパレーターを着けていると、無理やり足の指が広げられて靭帯などに負担がかかり、痛みが出ることがあります。
靴や靴下の影響で足の指が縮こまっている人が無理やりトゥーセパレーターを装着すると、靭帯などに負担がかかります。また、足の指を広げる時に生じる痛みをかばうために、姿勢が崩れることも珍しくありません。
初めは柔らかい素材のトゥーセパレーターを1分程度装着して足を慣らし、少しずつ足の指を広げていくのがおすすめです。
トゥーセパレーターは血行促進などに効果を期待できますが、長時間使用すると、靭帯にダメージを与えることがあります。足が痛くない場合も、トゥーセパレーターの使用時間は一日に10分~30分程度にとどめておきましょう。
トゥーセパレーターがない場合は、ティッシュやキッチンペーパーで代用できます。
■トゥーセパレーターの代用方法
ティッシュやキッチンペーパーを2枚ほど重ねてクルクルと巻きます。適度な太さに巻けたら、足の指の間に挟み込みましょう。
■代用品の注意点
ティッシュやキッチンペーパーを使うと、マニキュアやジェルネイルに繊維が付くことがあります。また、代用品はトゥーセパレーターと比べて指を広げる力が弱いため、血行促進や外反母趾の予防には十分な効果を得られないことも多いです。
韓国発のプチプラコスメブランドのトゥーセパレーター。「エティ」という可愛い猫のキャラクターの顔がデザインされています。ペディキュアを塗る時に足の指に挟みこめば、爪の端を塗り残したり、ネイルがヨレたりしにくいでしょう。
ニューヨーク生まれのブランドのトゥーセパレーター。花やパールなどのデザインでネイル中やリラックス中もおしゃれを楽しめると海外で話題を集めています。インスタ映えするため、ネイルの画像をアップしていいねをゲットしたい人にもおすすめです。
柔らかい素材でできたトゥーセパレーター。弾力のあるスポンジがパンプスなどの影響で縮こまった指を広げてほぐします。無理なく足の指を開けるので、トゥーセパレーターを使い慣れていない人でも痛みを感じずにリラックスできるでしょう。
トゥーセパレーターは足の指を広げるためのアイテム。フットネイルだけでなく、血行促進や外反母趾の予防にも役立ちます。冷え性やむくみなどに悩む人はトゥーセパレーターを使用してみましょう。