BEAUTY
By 小泉沙織
クレーター肌でお悩みの方は、メイクでカバーすることができれば朝から気分もアップ!そこで今回は、クレーター肌を隠すメイク術やおすすめのコスメをご紹介します。
【目次】
ニキビなどによるトラブルのダメージが肌に残ってしまい、肌の表面が凸凹になってしまう状態がクレーター肌です。所々陥没している月の表面のクレーターに似ていることから名付けられました。
クレーター肌には、先端がとがったクレーター肌の「アイスピック型」、4mm以上の穴が開いている「ローリング型」、円形状の凹みがある「ボックス型」などの種類があります。
クレーター肌の一番の原因は、ニキビの炎症。多くの女性を悩ませるニキビですが、初期段階で適切な治療をせずに放っておくと炎症を起こす場合もあります。
一旦炎症ニキビになってしまうと、赤みを帯びて痛みや腫れを伴う赤ニキビに進行。それを治すために、体内の白血球がニキビの原因であるアクネ菌を倒そうとします。
しかし、白血球はアクネ菌を攻撃するだけでなく、健康な肌の組織を倒してしまうことも。白血球に攻撃された真皮層は、自分でダメージを修復することができず、そのままクレーター肌に。
ニキビはそのうち治るからと甘く見るのではなく、見つけたらすぐに処置をすることがクレーター肌の予防になります。
アトピー性皮膚炎の方は、普通の肌よりもバリア機能が弱くダメージを受けやすいのが特徴。また、肌が乾燥しやすいので、乾燥ニキビができやすいという特徴も。
さらにアトピー性皮膚炎はかゆみを伴うので、皮膚をかいて傷つけてしまうのもマイナス要因。ニキビができている肌をかいてしまうと、悪化して炎症を起こし、その結果クレーター肌になるというメカニズムです。
特にニキビができた場合は、痒みを抑えて極力刺激を与えないことがクレーター肌の予防になります。
毛穴が開いている肌は、外部からの汚れが入りやすいです。その結果ニキビもできやすくなり、クレーター肌の原因にもなるのできちんとケアをする必要あり。
毛穴が開いてしまう原因は、皮脂の過剰分泌や乾燥、ターンオーバーの乱れなど。しっかりとスキンケアをすることで解消。クレーター肌の原因を取り除くためにも、毎日のケアを怠らないようにしましょう。
クレーター肌を目立たなくするには、下地やファンデーションのノリを良くするのがポイント。そのために必要なのがスキンケアです。
メイク前には、保湿成分が配合されている化粧水と乳液を使ってしっかりと保湿。保湿することで肌が柔らかくなって、化粧のノリも良くなり、クレーター肌をカバー。
もしスキンケアをしても化粧ノリが良くならない場合は、化粧水や乳液などお使いのコスメの保湿成分を確かめてみてください。
クレーター肌を隠すには、肌の凸凹をなくしてスムーズにする必要があります。そのためにはシリコン系の下地やプライマーを使うのが効果的。
シリコンが配合されている下地は柔軟性があり、凹みをきれいに埋めて滑らか肌に。その上にファンデーションを塗れば、さらにクレーター肌をカバーしてメイクのノリも良くなります。
スキンケアでしっかり保湿をして、下地で肌を滑らかにした後の仕上げはファンデーションです。できるだけカバー力の高いファンデーションを選んで、効果的な塗り方でクレーター肌を隠すメイクを仕上げましょう。
ポイントはクレーターが気になる部分からファンデーションを塗ること。次に周りをぼかすようにして全体的に伸ばしていきます。2、3回ファンデーションを重ね塗りすることで、凸凹をきれいに隠すことができるでしょう。
メイク手順をより詳しく見たい方は、youtubeなどでクレーター肌向けのメイク動画を検索してみてはいかがでしょうか。
毛穴カバー用の化粧下地ですが、クレーター肌にも効果を発揮してくれる「ORBIS(オルビス)」の人気商品。プチプラなのにカバー力が高いと幅広い世代の女性から支持されています。
乾燥を感じると水分を吸収して補う成分が配合されて、乾燥による肌トラブルを防ぐ効果あり。肌に馴染ませることでさらさらパウダーに変化して、クレーター肌が目立たない滑らかな肌が完成するので、ファンデーションのメイクノリも良くなります。
デパコスの中でも品質の良さに定評がある「ESTEE LAUDER(エスティローダー)」。こちらは至近距離でも毛穴ゼロ、さらにそのままのメイクが長時間キープできる優秀ファンデーションです。
マットな仕上がりの割には厚塗り感もなく、ツヤ肌仕上げ。さすがロングセラー商品なだけあって、クレーター肌であることを忘れてしまうような仕上がりです。
クレーター肌の方にとってメイクは1日の気分を左右する重要なポイント。気持ち良く1日を過ごせるように、うまくカバーできるメイク術をマスターしましょう!