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結婚したら苗字はどうする?苗字が変わるメリット・デメリット

結婚したら苗字は変えたいですか?日本では結婚をすると、女性が苗字を変えるのがごく一般的だとされています。しかし昨今、日本ではまだ認められていませんが、夫婦別姓、選択的夫婦別氏制度導入を希望する人たちが増えています。そこで今回は結婚後に苗字が変わるメリットとデメリットについてご紹介します。

 

結婚したら苗字を変えないといけない?日本の法律上の結婚のルール

指でハートマークを作っている男女

日本では法律上の手続きとして婚姻届の提出があります。結婚したらどちらか一方の姓を名乗らなければなりません。

日本では、圧倒的に女性が男性の苗字に変えるパターンが多いのが現実です。しかし女性の社会進出やその他の手続き、不便や不利益などを理由に、夫婦別性を希望する人たちが増えてきています。

正確には選択性夫婦氏制度と呼ばれる制度です。世界ではすでに認められている制度なのですが、残念ながら日本では話し合いされているものの未だ法律化に至っていません。

 

結婚後に苗字が変わるメリット

ウェディングドレスを着た女性

結婚して苗字が変わることについて、「嫌だな」と思っている人もいますが、結婚後に苗字が変わることで得られるメリットもあります。

■人生において新スタートを切る気持ちが湧く
「結婚はゴールではなくスタートである」というフレーズはよく耳にしますが、まさにそう!「わたし結婚したんだ」と思う瞬間は何といっても苗字が変わることではないでしょうか?もし男性の苗字に変えたなら、新生活スタートの場所でご近所さんや病院で旧姓で呼ばれることがなく、相手の男性の苗字です。変わった苗字で自分の名前を呼ばれるたびに、人生において新たなスタートを切ったんだと実感が湧いてくるでしょう。

■家族になれた実感がある
恋愛は恋人、結婚は家族、運命共同体です。恋人同士の関係だったときには2人は別姓で生きていました。しかし婚姻届を提出して受理された瞬間から、同じ苗字で生活していくこととなります。2人は家族になったという証です。これからは味方になったり、時には間違いを正してくれたりする人が少なくとも身近に1人、いつも見守っていてくれます。

 

結婚後に苗字を変えるデメリットは?

寄り添って何かを見て笑顔になっている男女

結婚後に苗字を変えることで好きな人と1つになれた気持ちがグッと強くなりますが、デメリット面もあります。

■行政上の手続きや各種保険や銀行などの手続きが手間
結婚後に苗字を変えることでどうしても避けて通れないことが、行政上の各種変更手続きや銀行などの変更手続きです。健康保険や免許証、パスポートなどの身分証明書となるものや、クレジットカードや銀行の通帳などの氏名変更や住所変更を行なう必要があります。一度にやり切ってしまうと後々楽なので、手続きは結婚後すぐにでもやっておきましょう。

■勤務先や取引先などに苗字変更を伝える必要があるケースも
もし仕事を続行していくのであれば、結婚後に苗字を変えた場合、事務処理関係への連絡は税申告などの絡みもあるので必須です。ただし結婚して法律上の苗字が改定されたとしても、勤務先や取引先では旧姓のまま仕事をするという選択をする人もいます。この辺りは個々の考えによるものなので自由に選択するといいでしょう。

■姓名判断上の心配が浮上する
姓名判断で画数や使用している漢字、名前のバランスを気にしますか?結婚して苗字を変えた場合、自分の人生がどのように変わるかの1つの目安として、姓名判断を利用する人も中にはいます。結婚前の名前は姓名判断で◎、これまでの人生においても運が味方してくれたり、時には危険を回避できたりしたという人も中にはいます。

しかし結婚相手が見つかって、相手の苗字になることで、姓名判断上、画数が悪くなり人生が一変することを知りつつも結婚。新たな人生に希望が生まれている半面、不安や心配も一緒に浮上することもあります。あくまでも姓名判断は占いの一種なので、信じるか信じないかは個人によります。

 

結婚後に苗字を元に戻したい場合はどんな手続きになる?

男女が何か書類を見ている

婚姻届を提出する前に2人で話し合った結果、男性の苗字を選択することにして一旦婚姻届を役所に提出。その後しばらくしてから諸事情により旧姓に戻す必要が出てきた場合など、結婚後に再び結婚前の苗字に戻さないといけなくなったときには、どうしたらいいのでしょうか?

現在の日本の法律上、一旦結婚して相手の苗字に変更し、婚姻関係をそのままで前の苗字に変更することはできません。もし法律上、旧姓に戻したいのであれば、離婚届を提出する手続きを踏む必要が出てきます。

結婚相手との話し合いにもよりますが、書面上離婚という形をとってから、自分の旧姓で同じ相手と再婚するという手段がとれるでしょう。

 

結婚後に苗字を変えない方法

寝そべりながらPCを見ている男女

好きな相手との結婚後に、苗字を変えずに夫婦別姓で生活していきたいと願う人もいます。夫婦別姓が法律上認められていない日本にいながら、結婚後に苗字を変えないで生活するにはどのような方法があるのでしょうか?

■事実婚の状態で生活する
事実婚で一緒に生活している人たちも世の中に増えてきました。事実婚とは法律上の手続きとして婚姻届の提出をしていないものの、夫婦として結婚生活を送っている状態のことを指します。婚姻届を出す=どちらかの姓に変更するのが法律上のルールですので、事実婚であれば夫婦別姓で生活していくことができます。

■法律上は姓を変えるが、旧姓で日常生活を送る
女性の社会進出は今では当たり前となりました。また婿として女性の実家に入る男性や、女性側の苗字を選択する男性も出てきました。ひと昔前までは結婚をすれば苗字を変えて仕事をするのが当たり前な風潮がありました。

しかし現代はたとえ結婚して苗字を変更したとしても、それを公にせずに会社での事務上の手続き以外の業務や取引先とのやり取りを、これまで通りスムーズに行なうためにも旧姓のまま仕事をする人たちが増えています。この場合の旧姓は通称、ニックネーム、芸名的な存在なので法律に反しません。

■子どものために一時結婚をして、手続き完了後に離婚する
婚姻届を提出して子どもが生まれ、出生届を提出した場合には子どもは2人と同じ籍に入り同じ姓を名乗ることができます。しかし婚姻届を出さない状態で母親が出生届を出した場合には、母親の籍に入り、苗字も母親側を使うこととなります。また婚姻届未提出での出生届提出の場合には、男性が子どもを認知しない限り、法的に父親とは認められません。

また子どもの姓を父親側に移したいときには、子の氏の変更許可の書類を家庭裁判所に提出する必要が出てきます。こうした一連の手続きがあるので、子どもの将来のために一旦婚姻届を提出。そして子どもの手続きが完了してから書面上離婚するということを繰り返す夫婦もいます。


平成27年12月にも選択的夫婦別氏制度の導入に関して意見が交わされています。しかしまだまだ法令上、夫婦別姓が認められる段階にまで至っていません。結婚をしても婚姻前の苗字での生活を希望しているとしても、法律上では苗字を変更するのがルールとなっています。苗字変更に伴い、各種カードや通帳、保険などの手続きは多くなりますが、仕事上で婚姻前の旧姓を利用している人も多いようです。旧姓にこだわって生活していきたいなら、その手段はいくつかあるので考えてみてもいいでしょう。